ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)
水原秋桜子『梅下抄』 1953年
2019/02/10
水原秋桜子『梅下抄』 武蔵野書房、1953年
「和紙に木版手刷り、淡紅と黒。本文袋綴。」(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』、掲載、邦郎によるコメント、149頁)。
木版手摺は平井孝一による。
孝四郎装幀、井上康文『梅』を模したものと思われる。ただし彫りも摺りも平井のほうが均質である。
https://www.multi-rhythm.com/?p=1588
孝四郎による挟み込みあり。
水原秋桜子(1892-1981)は、孝四郎と獨逸学協会学校中学校で同窓。第一高等学校を経て、東京帝国大学医学部に入学、産科医としても活動した。
<参考>
獨協大学天野貞祐記念館1階の獨協歴史ギャラリーにて、第2 回企画展「獨逸学協会学校と文化芸術家たちの群像」が2010年10月31日から2011年4月30 日まで開催されている。
目録:
https://www.dac.ac.jp/pdf/gallery/2nd_exhibition.pdf