ご紹介, 装幀の仕事(孝四郎)
壇 一雄『リツ子・その死』1950年
2022/02/01
壇 一雄『リツ子・その死』作品社、1950年。
壇一雄(1912-1976)、山梨県生まれ。幼い子供を遺して逝った妻、律子との福岡での生活を描いた『リツ子・その死』は『リツ子・その愛』とともに、従軍と中国放浪の約十年間の沈黙ののちの、文壇復帰作。出版日は出来事の時系列と違い、こちらが5日早い。
箱について「木版技本で葉を配している。」とある(恩地邦郎・編『新装普及版 恩地孝四郎 装本の業』(三省堂サイト;https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen4lit_etc/onchi_sohonwaza/)掲載、邦郎によるコメント、152頁。)。